クリーンの種類とその方法 [スポーツトレーニング]
クリーンとは
クイックリフトの中では一番メジャーな種目であるクリーンは、今はほとんどのスポーツで実施されているようです。最近話題のラグビー日本代表チームも、このクリーンを練習に取り入れているようです。
スナッチと重なる点もありますが、以下にクリーンの方法や種類を説明していきます。
フォーム
・バーベルを握る幅は肩幅よりやや広く、足の幅は肩幅と同じくらいにする。この時、バーは脛に当たっていることが望ましい・背筋は伸ばし、目線は正面かやや上方を見る
・腕は伸ばしたまま。力は入れず、ただバーを握っている感じ
・バーを脚に沿って持ち上げる
・バーが膝の上を通過した辺りで勢いよく床を蹴り(押し)、バーを一気に真上に持ち上げる
・胸の辺りまで上がったら素早く手首を返し、肩の上にバーを乗せるような形でキャッチする
Point
①バーの軌道が真横から見たときにほぼ垂直になること。②バーを持ち上げる際は床を強く蹴る。ジャンプする意識が必要。
③バーは脚に沿って持ち上げること。体から離れないようにする。
④背筋は常に真っすぐ。背中が曲がると腰を痛めます。
⑤最後のキャッチ時に腰が沿っていると、腰を痛める危険があります。
▲クリーンの参考動画
ハングクリーン
バーベルを床からではなく腰の前まで持ち上げた状態から始めるスタイルを「ハングクリーン」といいます。床から引き上げるクリーンよりも簡単なので、まずはこのハングクリーンから始めることが推奨されます。
ただし、腕の力で持ち上げてしまいやすい種目でもあるので、しっかり足による反動を使って挙げましょう。
▲ハングクリーンの参考動画
パワークリーン(ハイクリーン)
バーをキャッチする際に、深くしゃがみこむのではなく高い位置でキャッチするスナッチです。深くしゃがみこんでキャッチするクリーン(ロークリーン)はかなりの技術を要するのに対し、このパワークリーンはある程度難易度は低いです。
ウエイトリフティングの選手でもない限り、このパワークリーンをお勧めします。
また、ロークリーンよりも高く挙げなくてはキャッチできませんので、より高い爆発力が求められます。
このパワークリーンをハングの状態から始めるスタイルが最もポピュラーであり、連続して行い易いといえます。
▲パワークリーンの参考動画
以上がクリーンの説明となります。
スナッチよりも比較的難易度は低く、重い重量が扱えるので、さまざまなアスリートに好んで実施されています。
ぜひこのクリーンをマスターして、普段の練習に取り入れてください!
2016-02-18 23:52
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