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練習環境は自分で作るもの [徒然日記]

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「練習場所がない」は言い訳にならない

よく「練習環境がないからトレーニングが出来ない」とこぼす選手がいます。

私はやり投げという特殊な種目をやっていたので、練習場所には本当に困らされました。

まず私の大学には一応オールウェザーのレーンがあり(400mトラックではなくL字型であるが)、一見するとかなり設備の良いグラウンドに見えるのですが、レーンの内側は人工芝になっており、サッカーやラグビー、ラクロス等の部活が共用で使用している状況なのです。

人工芝は天然芝と違ってすぐ下がコンクリートになっており、やりを投げたら芝に穴があいて生地を傷つけてしまうため、やり投げの練習は禁止されていました。

また市営の陸上競技場は芝生の養生や危険性から見てやり投げは禁止するといったケースがほとんどなので、投げることはできないのです。

片っ端から電話してやり投げが出来る競技場を探したところ、車で1時間程度の場所にある競技場であれば投げられることが分かっりました。

最初の段階(自分の大学でやりが投げられない)で諦めていたら、おそらく練習にも身が入らなかっただろうし、もしかしたらやり投げ自体を辞めていたかもしれません。

また暇さえあればネットで航空写真の地図を見て、空き地や広場を探し出しては現地まで車で行って、そこで砲丸やケトルベルを投げるトレーニングもしました。

今では練習場所にピッタリの河川敷を見つけ、日々体を追い込んでいます。

自分がやりたいトレーニングがあったら、どんなに時間をかけてでも場所を探し、実行するべきです。

トレーニングのためなら出費もいとわない

私は大学を卒業しても競技を続けるつもりだったが、卒業後に引っ越してしまったため大学のグラウンドを借りて練習をすることが出来なくなりました。

それにより大学の部活の所有物であるやりや砲丸、メディシンボールやケトルベル等が使えなくなったのです。

また大学のウエイトトレーニングルームにも当然通えない。

そうなれば「自腹で器具を買う」までだ!

実家の一室をトレーニング部屋に改造し、バーベルセットやマット、ベンチ台を購入。

またメディシンボールやケトルベル等のトレーニング道具も揃え、今では毎日のように使っています。

もちろん練習用のやりも買いました。

道具をそろえることで練習の幅が広がるだけでなく、気持ちの面でも向上心がアップします。

自分で出したお金なので、道具を大事に使う習慣も付きました。

「コレのためならどんな努力も惜しまない」と思えるようなものに出会ったら、妥協せず自分のやりたいようにやるだけです。

お陰で毎日が楽しくなり、大学時代よりもトレーニングに対する気持ちが強くなりました。

みなさんにもお分かりいただけると嬉しいです。







好きなことと得意なこと [徒然日記]

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「好き」と「得意」のズレ

得意なことと好きなことって、結構な確立で一致しないパターンが多いように思います。


例えば高校野球の場合、毎日野球漬けの日々を送ることになります。

当然、部活動の時間のほとんどが野球の技術練習やチームプレーの繰り返しに充てられるでしょう。


そこで、例えば足がメチャクチャ速い部員がいたとします。

この部員は野球の技術はそれほどでもないので、レギュラーにはなれないと仮定します。

だが、足の速さならどのレギュラーメンバーよりも速いのです。

普段の練習は野球の技術練習ばかりなのに、毎日走っている陸上部よりも速いなんてパターンもあるでしょう。


まあこれを「天性の才能」と言ってしまえばそれまでですが……。

しかし私が言いたいのは、彼が好きなのは「野球」であることに違いないのだが、彼の持つ「足の速さ」は野球以外の舞台の方が輝ける可能性があるということ。

例えば100m走なんかに出場したらかなりいい線までいくかもしれない。


まとめると、本人が「好き」であることと「得意」であることはズレていたり、違う分野であったりすることがかなり多いということです。

自分の可能性を潰さないためにも、まずは得意であることを本気でやってみてはいかかでしょうか。


「好き」なら迷わずそれを選ぶ



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だが、もしかしたらそんなことはどうでもいいのかもしれない。

いくら「得意」でも絶対にそれを選ばなければいけない決まりなんてないし、「好き」なことでもセンスがなければ諦めろ、なんて誰にも言える権利はない。


自分が「得意」であることに気づかないまま生涯を終えることもある。

「好き」なことが「不得意」だったら、人の何倍も努力すればいつかきっと「得意」になる日が来るかもしれない。


「やらないと後悔するな」と思った時点で、それは好きな証拠なのだろう。

それならば得意・不得意関係なく、やってみるべきだ。







河川敷での練習 [徒然日記]

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河川敷でトレーニングし放題

近所の河川敷にグラウンドがあります。

そこは普段あまり利用者がいないので自由にトレーニングが出来るのです。

野球場の形をしているのですが、地面はボコボコで草もボサボサな状態。

こういったコンディションの方がこちらとしては気兼ねなくトレーニングが出来るので好都合です(笑)。

そこでダッシュをしたり、円盤や槍を投げたりしています。


またグラウンドの外には整備されていない空き地があり、そこで砲丸やケトルベルなどの重量物を思い切りぶん投げるトレーニングもしています。

今日は少しケトルベルのトレーニングについて触れていきます。


ケトルベルトレーニングの一例

ケトルベルは8kgもあるため、腕だけで投げても全く飛びません。


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▲これがケトルべルです。


しっかりと足で地面を蹴り、背中~腕へと効率よく力を伝えて投げます。

これにより全身の筋肉の連動性の向上や瞬発力が身に付きます。

あらゆる瞬発系スポーツに有効なトレーニング方法です。

(ちょっと前に琴奨菊関がパーソナルトレーナーの元でケトルベルを使ったトレーニングを行っている様子がニュースで紹介されていましたね)。


私は円盤投が種目なので、ケトルベルを持ってターンして投げたりもしています。

日本選手権覇者の堤選手やリオ五輪ファイナリストのミラノフ選手もケトルベルをターンして投げています。

やり投選手必見!鉄球で振り切り力アップ

またやり投選手に最適な練習方法があります。

中学女子用の砲丸(2.72kg)や鉄球(2~3kg)をやり投げのフォームで思い切り投げるのです。

このトレーニングはスピードよりも筋力向上を狙った目的があります。

ただし、4kgや5kgといった砲丸ではさすがに重すぎます。だいたい2~3kgがちょうど良いでしょう。

このトレーニングの注意点として、必ず正しいやり投げのフォームで投げることが挙げられます。

野球投げで鉄球を投げたら間違いなく一発で肩・肘をぶっ壊しますのでご注意を!(笑)

北京オリンピック金メダリストのアンドレアス・トルキルドセン選手(91m59)は2kgの鉄球で40mほど投げられるとか!

他にも80mを越える選手たちは2kgで35m程度は投げられるようです。

やり投げは下半身で投げる、と言われますが、上半身もそのくらい強くなければ上のレベルには行けないようですね。

くれぐれもケガには注意を!







冬季練習は我慢の連続 [徒然日記]

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競技スポーツは試合に出場して結果を残すことが本質です。

ですがシーズンは一年の間でせいぜい半分くらいしかなく、残り半分はオフシーズンとなります。

例えば野球も冬場はそれぞれの球団で合宿やトレーニングを行い、長い時間をかけてレベルアップを図り、春になって鍛錬の成果を存分に発揮します。


私は円盤投をやっていますが、だいたい10月に試合が終わり、2週間ほど休養を挟んでから冬季練習に入ります。

シーズン中にケガをしていれば、まずは傷ついた体を癒してから冬季練習に取り掛かった方がいいでしょう。

痛みを引きずったまま冬季練習を開始しても、高強度の練習によってどんどん状態が悪化していき、年が明けた頃に大きなケガとなって来シーズンを棒に振る、といった選手を私は何人も見てきています。

ですので、シーズンが終わったらまずは「休む」ことを最優先しましょう。


冬季に入ると、シーズン中は軽々と投げられた飛距離に全く届かないくらいに低迷してしまいます。

「寒いから飛ばないのは当然。春になったらきっと飛ぶはず」

と割り切って考えるしかないのですが、どうにも不安で頭がいっぱいになります。

そこで無理して投げた結果、体を痛めることになるのは私自身も経験済みです。

「今こんな状態じゃ来シーズンが不安でしょうがない」

と考えがちですが、やはり冬季期間は割り切って「情けない自分」を受け入れるしかありません。

冬季練習でしかできないこと、やるべきことをしっかりとこなしていれば、春になって自分でも驚くような成長を遂げているはずです。

焦らず、じっくりと。春を楽しみに待ちましょう。







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